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DARK-NESS 44

[442] ZAZA 2012-11-29投稿
殺意に満ちたジャガーを目の前にし、思わず声が出る


タケ「ヤ、ヤバイ!」



ユウ「何て殺気だ!」



手を前にかざし、ジャガーが吠える



ジャガー「見せてやるぜ!俺様の本気を!」



自分の心臓に突き刺す寸前で、遠くの方から爆発音が聞こえた



ジャガー「ちっ!今頃かよ…」



手を降ろし、その場からすぐに離れる



ユウ「あの爆発の方向って確か…」



タケ「世界政府だ!」



ユウとタケはジャガーを追わずに建物の中に入ると政府の人間と能力協会の人間が集まっていた



「実験は中止だ!ここにいる全員世界政府に行くぞ!」



状況もわからないままユウとタケ達は世界政府に向かう



世界政府では、負傷者の手当てと火災の消火でパニック状態だった



「怪我人を早く安全な場所に移せー!」



「瓦礫を早く退けろー!まだ下にいるぞー!」



大爆発は地下研究施設で起こり、跡形もなく沈んでいた



「いくら何でもこんな状態ではキール・ロワイヤルさんでも…」



その場にいる全員が諦めかけた時、積もった瓦礫が一気に真上に吹き飛ぶ



「!!!」



崩れた地下からボロボロながらもキール達が上がって来た



キール「全員無事じゃ…わしの事より怪我人を頼む」


キールの背中で気を失っていたミントをレスキュー隊が運ぶ



キール「ハーデスの奴…やってくれたよ。まさか爆弾を仕込んでたとは…」



幹部の人達がキールの周りに集まる



キール「これからの事じゃが、本部を日本に…いや、Nジャパンだったな…そっちに移す事にする。それと出張中の大将らと戦闘チームSPも戻す事にしよう」



「ハーデス室長は…」



差し出された飲み物を一口飲み、一呼吸置く



キール「奴はもう世界政府の人間じゃない。今は犯罪者だ…しかも犯罪者ランクを2つ上げてSSSランクにする!」



一方、ミサイル発射が中止になり、誰も居なくなった実験施設の制御室に男が1人、ミサイル発射の最終段階まで進めていた



「中止なんか冗談じゃない!必ず発射してやる!」



今回の実験責任者で能力協会、世界政府を憎んでいる非能力者で、復讐のチャンスを狙っていた



「目標地点ヲ設定シテ下サイ」



画面に世界地図が映し出され目標地点を決める



「目標は…能力協会本部だ!」



発射スイッチを押す



「…」



何も起きない。エラーも出ていないし、原因がわからずいると後ろから人の気配がした



「何をしている…無能な人間よ…」



叫んで助けを呼ぼうとするが、彼はもう意識はなくその場に倒れる



「助けを求めてもここは誰もいないだろう…そこが無能なのだ…」



声をかけた人物はその場を離れて消えた…



契約と覚醒 終

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