たまらんく哀しい9/10
意を決して
家に帰ると
夜勤の漁から
帰って
一眠り後の
父親がいつもよりも上機嫌でいた
理由を聞くと
辛かった夜勤勤務から昼の事務仕事に移転になり働きたく場所も移動になったらしい
…転校…
子供には
抗いような事実が
僕の前に
立ちはだかった
そして
次の瞬間
僕は
奈落の底に落ちた
「お前(僕)の担任の先生の計らいでの栄転だからお礼にいかなきゃあな」
無邪気に喜ぶ
父親を横目に
僕は自分の無力さと大人(担任教師)の策略に絶望した
次の日
授業が始まる前に
担任教師は嬉しそうに僕の転校を発表した
由美子ちゃんは
笑顔で話しかけてきた
「転校良かったやん」
僕は現実という
高くそびえる壁に
無力を感じるしかなかった
幸さんは
僕のために
三人(幸さん・由美子ちゃん・僕)の送別会を開いてくれた
幸さんは
別れの前に言った
「転校したら遠いし今までみたいにウチに来たらアカンよ…あと…さんちゃん(僕)は転校先ではすぐ暴力ふるわず友達作るんだよ」
転校し
僕はしばらくすると学校に馴染み
初めて男の子の友達もでき野球を楽しんだ
『口笛吹いて』参照
子供心に
幸さんと由美子ちゃんは気にはなったが父親も以前と違い
夜も家にいる上
兄貴達の非行ぶりも僕の夜の行動を不可能にした
同じ市内なので
子供の足でも
三時間走れば
由美子ちゃんと幸さんの家にはいける
しかし
僕は転校先の野球チームの練習に明け暮れ二人のいる公団アパートに行くことはなかった
2ヶ月後の
朝刊で信じられない記事を目にすることになる
母子心中…
ガス自殺
家に帰ると
夜勤の漁から
帰って
一眠り後の
父親がいつもよりも上機嫌でいた
理由を聞くと
辛かった夜勤勤務から昼の事務仕事に移転になり働きたく場所も移動になったらしい
…転校…
子供には
抗いような事実が
僕の前に
立ちはだかった
そして
次の瞬間
僕は
奈落の底に落ちた
「お前(僕)の担任の先生の計らいでの栄転だからお礼にいかなきゃあな」
無邪気に喜ぶ
父親を横目に
僕は自分の無力さと大人(担任教師)の策略に絶望した
次の日
授業が始まる前に
担任教師は嬉しそうに僕の転校を発表した
由美子ちゃんは
笑顔で話しかけてきた
「転校良かったやん」
僕は現実という
高くそびえる壁に
無力を感じるしかなかった
幸さんは
僕のために
三人(幸さん・由美子ちゃん・僕)の送別会を開いてくれた
幸さんは
別れの前に言った
「転校したら遠いし今までみたいにウチに来たらアカンよ…あと…さんちゃん(僕)は転校先ではすぐ暴力ふるわず友達作るんだよ」
転校し
僕はしばらくすると学校に馴染み
初めて男の子の友達もでき野球を楽しんだ
『口笛吹いて』参照
子供心に
幸さんと由美子ちゃんは気にはなったが父親も以前と違い
夜も家にいる上
兄貴達の非行ぶりも僕の夜の行動を不可能にした
同じ市内なので
子供の足でも
三時間走れば
由美子ちゃんと幸さんの家にはいける
しかし
僕は転校先の野球チームの練習に明け暮れ二人のいる公団アパートに行くことはなかった
2ヶ月後の
朝刊で信じられない記事を目にすることになる
母子心中…
ガス自殺
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