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DARK-NESS 45

[440] ZAZA 2012-12-06投稿
結成と決戦



数日後、ホテルベラージオにハーデスとムカイがソファーに座っていた



イザラ「貴様が奇才ハーデス・ペルノーか…」



二人の前にオーナーのイザラが座る



ハーデス「…」



一言も言わず目の前にあった紅茶を飲む



イザラ「話しは聞いた…条件の事だが、新たな研究施設の設置と毎月の研究費用の援助だな?」



ハーデス「その通りダ」



胸の下で腕を組み、確認を終えると視線をムカイに向ける



イザラ「仲間は揃った…後はどっちからやるか…今は世界政府の方が潰し易いと思うが…」



ムカイは首を横に振る



ムカイ「まず能力協会からやる。能力協会はシゲル・リーンだけ倒せればそれでいい」



ハーデス「愛国者カ…」



ボソッと呟くがムカイとイザラには聞こえなかった



とある部屋は暗闇で、中央には丸く白いライトで照らされていて、その光の中に能力協会代表シゲル・リーンと世界政府トップキール・ロワイヤルがいた



シゲル「先日は大変だったのぅ」



キール「今も移転で大変じゃわい」



世間話が盛り上がる寸前でもう一人丸い光の中に入る


「無駄話はそこまでだ…」


その場の空気が変わる



「ハーデス・ペルノーが裏切り、研究施設も爆破したらしいな…」



キール「その通りです。ハーデスを連れて行った人物じゃが、監視カメラの映像を見た所、ザザ・ムカイ・ブラックという人物です」


「何者だ…?」



シゲル「その人物は少し前にうちでライセンスを取得した者で、調べた所N・ジャパン出身でしかも斑鳩の生き残りらしいです」



「なるほど…復讐者か…」


謎が解け、少し空気が柔らかくなったがキール・ロワイヤルには心配事がもう一つあった



キール「その二人に加え、アレキサンドル・レオポルド・ジャガーも仲間かと思われます」



「ザザ・ムカイ・ブラックという人物の実力はわからないが、他の二人は強烈だな…お前達だけで大丈夫なのか?」



キールとシゲルはお互い目を合わせて笑みを浮かべる


シゲル「大丈夫です。今は我々の他に優秀な部下達がいます」



キール「我々だけで大丈夫です」



承知した表情を見せるが、キールに忠告する



「復讐者達はお前の中にもいる事を忘れるな…。先日のミサイル実験の時もそうだ…私が片付けたが、隙あればいつでも狙ってくるぞ…」



そう言うと、その場から離れる



シゲル「困った事があれば言ってくれ。いつでも協力するぞ」



キールの肩をポンっと手を置き、シゲルもその場を離れる



キール「かたじけない」



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