たまらんく哀しい10/10
余りの残酷な現実に
僕は
幸さんと由美子ちゃんの記憶を封印するしかなかったた
養護学校からの
転校先で起きた事件
僕は再転校先では
幸さんの
言いつけを守り
友達を作り
毎日楽しく生きていたが
いつも
幸さんと由美子ちゃんを見捨てたという罪悪感にさいなまされた…
当時小学四年生だった僕は高校三年生になった「ある日まで」由美子ちゃんの名前を口にすることはなかった
あれから30年
五年ぶりに
幸さんと由美子ちゃんの住んでいた
公団アパートの前に立った
憎悪と自己嫌悪に
心を支配される
忘れてはならない記憶
実家に戻り
自分の子供の頃の写真を何気なく整理していたら
僕と由美子ちゃんの写ったクラス写真が出てきた
僕は…
自分の記憶から
消し去った
幸さんと由美子ちゃんの事件を口にした高校三年生の「あの日」のことを思い出した
『続たまらんく哀しい』に続く
僕は
幸さんと由美子ちゃんの記憶を封印するしかなかったた
養護学校からの
転校先で起きた事件
僕は再転校先では
幸さんの
言いつけを守り
友達を作り
毎日楽しく生きていたが
いつも
幸さんと由美子ちゃんを見捨てたという罪悪感にさいなまされた…
当時小学四年生だった僕は高校三年生になった「ある日まで」由美子ちゃんの名前を口にすることはなかった
あれから30年
五年ぶりに
幸さんと由美子ちゃんの住んでいた
公団アパートの前に立った
憎悪と自己嫌悪に
心を支配される
忘れてはならない記憶
実家に戻り
自分の子供の頃の写真を何気なく整理していたら
僕と由美子ちゃんの写ったクラス写真が出てきた
僕は…
自分の記憶から
消し去った
幸さんと由美子ちゃんの事件を口にした高校三年生の「あの日」のことを思い出した
『続たまらんく哀しい』に続く
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