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DARK-NESS 46

[441] ZAZA 2012-12-12投稿
3ヶ月後、何も手付かずの斑鳩の地にムカイとジャガーが歩いていた



ムカイ「以外にも早くここに来るとは…」



荒れ果てた斑鳩は国も一切関与せず、世界から消された街だ



ジャガー「なるほどな…ここなら誰にも見つからず研究出来るって事か…」



斑鳩の奥にある唯一残った森の中に新たに建てたハーデスの研究施設がある



建物には入らず、入り口でハーデスが出てくるのを待つ



ジャガー「所で引きこもり野郎は何を研究してるんだよ」



ムカイ「さぁ…」



ジャガー「さぁって、お前も知らねぇのかよ!」



ハーデスは何を研究して何を作ってるかは誰も知らない。だがムカイは世界政府の地下研究施設で少し見てはいるが、素人には何も分からない



ムカイ(迂闊に余計な事は言えない…。けど俺が世界政府で見た物は間違いなく人間だった…)



しばらくすると正面入り口からハーデスが出てきた



ジャガー「やっと来たか」


ハーデス「すまない…では行きましょうカ」



ジャガーとムカイは何も言わないが、ハーデスは大きな荷物を背負い、いつもの白衣は何かの血で真っ赤に染まっていた



数日後、三人はN・香港にある能力協会総本部の前まで来ていた



ハーデス「どうやって中に入るんダ?」



ジャガー「どうするんだ?」



真ん中に立つムカイは一歩前に出る



ムカイ「堂々と正面から入ればいい」



ムカイの言葉を聞き、指を鳴らしテンションが上がるジャガー



ジャガー「よっしゃー!」


不気味に笑うハーデス



ハーデス「クスクス…」



黒く変色した手のひらを力を入れて握りしめ、ムカイ達は正面から能力協会に入って行った



「シゲル代表!大変です!ムカイ、ジャガー、ハーデスの三人が正面から能力協会に入って来ました!」



職員が代表室に入り、状況を説明するが、代表室はとても静かだった



カシス「来たか…」



アカシア「…」



シゲル「さてと…」



シゲルが椅子からゆっくり立ち上がると入って来た職員に指示を出す



シゲル「全職員はただちに避難せよ。ここはやがて戦場になるじゃろ。」



「わかりました…ですが戦闘なら試験官なり教師なり実力者がたくさんいるんですが…」



腕を組んでいるアカシアが低い声で応える



アカシア「…相手を見ろ。奴らを倒せるのは我々だけだ…無駄な死は避けよ」



職員は納得し、部屋を出ていった



シゲル「各自戦闘に備えよ、わしも着替えて出よう」


カシスとアカシアは代表室を出るとユウとタケが立っていた



カシス「何をしている?お前も避難しろ」



ユウとタケは頭を下げ、願いを伝える



ユウ「お願いします!我々も参加さして下さい!」



タケ「師匠!お願いします!」



カシスがため息をつき、頭を掻きながらアカシアを見る



カシス「ハァ…どうする?」



アカシア「…ハーデスとジャガーとは無理だが、お前達の友人…ザザ・ムカイ・ブラックならいいだろう」


ユウとタケは頭を上げ、喜ぶ



カシス「ったく…気をつけろよ」



ユウ&タケ「ありがとうございます!」



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