携帯小説!(スマートフォン版)

海と

[378] しんとも 2013-02-04投稿



離れてまた砂を運んで


気付いたら何もなくて


初めから何もなかったかのよう




揺られて流れて
ただの木でしかしない


どこで折れたのか誰に折られたのか


知られないのが日常



着いた先も瞬く間に消えていくだろう



海が砂を運び

ただの綺麗な砂浜がそこにあるように

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