携帯小説!(スマートフォン版)

DARK-NESS 57

[446] ZAZA 2013-03-14投稿
雨が降る音だけが聞こえる中、シゲル・リーンが語りだす



シゲル「斑鳩の中でヤマト家の人間しか魔痕が使えないはずじゃ…血縁関係のないお主が何故魔痕を使える?寝ていないで答えろ」



右腕の装飾が消え、雷神がムカイの両腕を持ち上げる


ムカイ「もう…やめた…」


顔を上げる事もなく、絞りだす声で答える



シゲル「やめた?答えになっていないぞ。わしの質問に答えろ」



ムカイに近づき、ムカイの髪を持ち上げ、顔を見ると左目に魔痕がはっきり浮かび上がっていた



シゲル「左目にも魔痕が開眼した!」



すぐにその場を離れる



ムカイ「もう…自分を保つのをやめた…」



そう呟いた瞬間、大爆発したかのような感じでムカイの周りを漂うオーラが跳ね上がる



シゲル(なんじゃ!この圧倒的なオーラは!このわしが恐怖で手が震えている!)



ムカイの右足がやや強くトンッと地面に付くと、シゲル・リーンの真横に移動していた



ムカイ「さっきの質問に答えよう…」



シゲル・リーンはあまりの速さにムカイの言葉で自分の横にムカイが移動した事に気付く



シゲル(は…はや…)



ムカイ「焔・黒嫣砲…」



黒い炎を纏った右手でシゲル・リーンを吹っ飛ばす



シゲル「ぐわぁぁぁぁ!」


岩に激突し、崩れ落ちる



ムカイ「ヤマト家当主、ヤマト・ヤエザクラに弟子入りし、体術や能力の基礎など教わっていたが、あの事件の前日に師匠から魔痕を譲り受けた…」



シゲル「譲り受けたじゃと!そんな事が出来るはずが…」



岩から立ち上がり、驚きの表情を見せる



シゲル「いや…受け渡す能力を持つ者がヤマト家にいたという事か…」



ムカイは右手を前に出し、黒い炎を強く握り潰す



ムカイ「譲り受けた次の日に斑鳩はお前達に滅ぼされたんだ!」



一瞬でシゲル・リーンの真上に移動し、シゲル・リーンの頭を蹴る



シゲル「がはぁ!」



意識が飛びそうになるが、踏ん張って空中にいるムカイの足を掴む



シゲル「調子に乗るなよ小僧!」



そのまま真上に放り投げると左腕に力を込める



シゲル「風声鶴唳!」



真上にいるムカイに竜巻を放つ



シゲル「空中では避ける事はできん!今度こそ細切れになるがいい!」



ムカイ「…」



竜巻の轟音が響く中、ムカイは竜巻の中に巻き込まれる



感想

感想はありません。

「ZAZA」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス