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DARK-NESS 58

[443] ZAZA 2013-03-21投稿
竜巻の中に巻き込まれたムカイは無数の風の刃に斬られるが、表情は変わる事なく冷静だった



ムカイ「焔…」



シゲル・リーンは竜巻の異変に気付く



シゲル(風の力が弱まった?)



そう思った瞬間、竜巻が黒い炎によって飲み込まれ、逆にシゲル・リーンに襲い掛かる



ムカイ「黒渦砲!」



シゲル・リーンはすぐに右腕から雷を纏い、ムカイの攻撃を受ける



シゲル「くぅぅ!わしの技を利用するとは!」



雷と黒い炎がぶつかり合い、凄まじいエネルギーが二人から膨れ上がる



ムカイ&シゲル「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」



やがて膨れ上がったエネルギーが爆発し、二人共吹っ飛ぶ



シゲル「ハァ…ハァ…」



ムカイ「はぁ…はぁ…」



お互い凄い大ダメージだが、二人共すぐに立ち上がる


ムカイ(これが経験の差か…)



シゲル(互角のように思ったが、やはり奴の方が上じゃな…)



ボロボロになった右腕の装飾を見て改めてムカイの技の威力を知る



シゲル(これ以上は無理じゃな…ならば次が最後…)


ムカイは右手から出ている黒い炎を見る



ムカイ(眼が暑い…まずいな…これ以上長く魔痕を使い続けると本当に理性がなくなる…)



シゲル「そろそろ締めにしようか…これ以上長引くとわしの部下達が来てしまうぞ?お主も邪魔に入られたくはないだろう」



ムカイ「そうだな…」



ムカイは黒い炎を周りに漂わせる



シゲル「見せてやろう…究極奥義を!」



左腕に風を纏わせ、右腕に雷を纏わせて力を込める



ムカイ(すごい力だ…力を込める度々に地面が震えている!)



シゲル「風神雷神の力を極限にまで引き出した技をくらうがいい!」



両腕を前に出すと、風と雷の力が合わさって極太ビームになりムカイに発射された



シゲル「究極奥義!疾風迅雷!」



迫り来る極太ビームに逃げる事なく、逆に極太ビームに突っ込むムカイ



ムカイ「オォォォォォ!」


極太ビームの中に入ると、外からは姿が見えないが、着実に前へ前へと進んでいく



シゲル「疾風迅雷の中を進んで来ているだと!いいじゃろう…根比べじゃ!」



シゲル・リーンのオーラが更に上がり、極太ビームが更に太く、力強くなる



ムカイ(くっ!力が更に上がって押される!)



ダメージを受けながら、一歩、二歩と後ろに下がる



シゲル「このまま消し飛ぶがいい!」



絶体絶命の中、ムカイの魔痕が光輝き、両目から血が流れる



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