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黒人

[733] ごはんライス 2013-05-04投稿
 黒人のばかデカイ奴がナンパしてきた。敦子はたけちゃん助けてと言う。オレはただひたすら怖い。ぶるぶる震える。しかし彼氏ゆえに逃げるわけにはいかぬ。
「やいこら外人。どこかへ行け」
 デカイ黒人はオレをぶん殴った。
「ぐはーーーーっ」
 オレは後方5メートルブッ飛んで、車にはねられ、瀕死となった。口から血を吐く。
 アスファルトに倒れたまま、黒人がムリヤリ敦子を連れていく姿がうっすら見える。
 オレはだんだん意識がなくなっていった。
 目覚めると病院。ベッドの上。「いつつつつ」オレは黒人のことをふと思い出しイライラし始めたが、敦子が見舞いに来たゆえ、少し落ち着いた。
「あれからどうなったんだい」
「ムリヤリやられちゃった」
「チキショウ。仕返ししてえな」
「やめて!大怪我するよ!」
「くそぅ。忌々しい」
 オレは葛藤した。仕返しに行けばボッコボコにされるが、プライドは守られる。
 しかし、仕返しに行かなければ、プライドはズタズタなままだが、ボッコボコにされずに済む。
 敦子はもう忘れましょうと言う。うぬぬ。その方がいいのかな。しかし。チキショウ。気分がもやもやする。
 オレは竹刀で素振りした。
「ファック!ファック!ファックス間違えたファック!」
 敦子はそんなオレを眺め、たけちゃん大人になったねえと言った。
 夕日に照らされた敦子は美しかった。チキショウ。クソ黒人め。ファック!ファック!ファック!



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