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DARK-NESS 74

[460] ZAZA 2013-09-08投稿
能力協会チームが決勝戦進出を決めたその時、その様子をテレビで見ていたオルゾとヴァン



オルゾ「くだらん…」



ポチッとテレビの電源を切る



ヴァン「決勝は見なくていいのか?」



オルゾが立ち上がり、外に出る



オルゾ「茶番劇など見ても仕方ない…それより準備はいいか?そろそろ行くぞ」


彼らがいた場所はN・ジャパン東京に本部を移したARC(元世界政府)のすぐ近くにいた



ヴァン「何もなければいいけど…」



だが、本部へ続くメインストリートに数人の人影が見えた



オルゾ「あれは…」



人影がはっきりと見え、真ん中にいたリーダーらしき人物が歩み寄ってきた



???「初めまして、僕達はARC護衛部隊SPです。安心して下さい。戦闘する気はありません」



リーダーらしき人物なのだが、ボサボサに伸びた黒髪にヨレヨレの服を着ていて、見た目からは絶対リーダーとは思わない風貌だ



ヴァン「噂には聞いた事あるけど、弱そうなリーダーだな」



軽い挑発に動じない。



???「僕は指令がメインで、後ろの人達が戦闘専門です」



リーダーの後ろでオルゾとヴァンを睨み付けている



オルゾ「ヴァン…お前は黙ってろ話がややこしくなる。で、SPが我々に何用だ?それと貴方の名前も教えて貰えれば有難いんだが」



少し不機嫌な表情を見せ、オルゾに背を向けるヴァン


???「これは失礼しました…僕はロワールと申します。早速ですが、貴方の目的は全て分かっていますので手短にいきましょう」



そしてゴソゴソとポケットからAIチップを取り出す



ヴァン「それは!」



笑顔で差し出すロワールに驚くヴァンに、無表情のオルゾ



オルゾ「その真意は何だ?」



AIチップを差し出したまま答える



ロワール「貴方の狙いはキール・ロワイヤルの命じゃなくAIチップですよね。だからARCに保管されていたAIチップを持ち出してきました」



オルゾ「しかしそんな事をすればお前達は…」



オルゾへ近づき、無理矢理オルゾの手にAIチップを入れて握り締めた



ロワール「僕達はあと少しで反逆者です。追っ手もあと少しで到着するでしょう…ですからAIチップを持って早くここから逃げて下さい」



何も言わず握り締めたAIチップを懐に入れ、その場を離れようとするオルゾとヴァン



ヴァン「何かわかんねぇけど、逃げるしかなぇな!サンキューな!」



瞬時にその場を離れるヴァン。オルゾは振り向き、笑顔のロワールに聞く



オルゾ「これはお前の意思なのか?それとも誰かの指示なのか?」



ロワールは笑顔で答える



ロワール「この狂った世界を救ってくれる勇者に力を貸しただけですよ」



オルゾはニヤッと笑い、その場を離れる



ロワール「さて…これからが問題だな…」



しばらくしてロワール達はARCの人達に囲まれていた


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