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DARK-NESS 83

[474] ZAZA 2014-01-09投稿
闘技演武終了後、能力協会大阪支部にカシスとアカシアがやってきた



カシス「とりあえずお疲れ様。」



包帯でぐるぐる巻きになったユウとタケが一礼する



カシス「闘技演武の事はひとまず置いといて、これからの能力協会についてだ」


ユウとタケは絶対に今回の闘技演武の成績と内容の事で厳罰が下る覚悟していた為、話が違う方向に行った事にホッとした



カシス「俺とアカシアが世界を飛び回ってわかった事がある。それはARCの事だ」



タケ「ARC…」



カシス「君らの友達…ムカイの次のターゲットにあるARCだ。元々能力協会とARCは昔から協同関係にあり、今までやってきたが我々が調べた結果、彼らがAIチップを集めて非能力者を滅亡する計画を進めている事がわかった」



驚きで声が出ないユウとタケ



アカシア「…そこで我々能力協会はARCとの関係を断ち切り、能力者と非能力者が平和に暮らせる世界を創る為、我々はARCを敵とみなし奴らの計画を阻止する」



カシス「既に世界中にある能力協会支部には話はしてあり、ARCの計画を阻止する為に動いている。だからお前達も協力してくれ」



すぐに返答するタケに対し、複雑な表情のユウ



ユウ「能力協会がARCと戦う…それってムカイに手を貸す事になるんじゃ…」



ハッと気付くタケ



カシス「確かに形だけ見れば目的は同じかもしれない…だが中身が違う。奴はただトップを倒すのが目的だが我々は世界を救う為に戦う!」



時にとある古城の海が見渡せる庭にお茶を楽しむ老人がいた



???「今宵はよい満月だ…」



海風が心地よい中、生ぬるい風が流れる



???「ディナーはとっくに終わったんだが…」



スゥーっと暗闇から現れたのは龍・老酒だった



龍「それは残念だ…君の奥方の手料理が楽しみだったんだが、トカイ・キュベよ…」



トカイ・キュベの反対側に座る



キュベ「始めに言っておくが戦争ならやらぬぞ?」



龍「全てお見通しか…だがそれは本心なのか?」



ピクリと片方の眉が動く



龍「お主の拳は殴りたくて、潰したくて、貫きたくてウズウズしてるんじゃないか?」



自分の手をギュッと握る



キュベ「国の争いや人の争いには興味はない。興味があるのは面白い戦いだけだ…だがもうこの世に私を満足させる人物はいない」



龍・老酒がフフっと笑う



キュベ「何を笑う?」



龍「久々に満足感に浸れる奴らが現れたならどうする?」



目が鋭くなる



キュベ「…詳しく話せ」



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