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DARK-NESS 84

[441] ZAZA 2014-01-23投稿
カジノホテルベラージオのオーナー室にはイザラとハーデスだけが残っていた



イザラ「野郎達がいなくなり清々したわ!」



息が詰まる感じからやっと解放され大きく息を吸うイザラ



ハーデス「何故私だけ残らなければならないのか早く説明しロ」



イザラ「貴様とは前々から一度ゆっくり話して見たかったんだ」



首を傾げるハーデスに対し、不気味な笑みを浮かべるイザラ



イザラ「野郎達がいない方が話しやすいだろう…同じ女性として」



ハーデス「…」



一瞬ピタッと動きが止まる


イザラ「周りの奴らは知らないみたいだが、何故性別を隠しているんだ?」



ハーデス「別に隠してる訳じゃない。ムカイは男だろうが女だろうが強ければ性別は関係ないみたいだシ」


腕を組み、ハーデスをじっと見る



イザラ「私もいつか結婚し、ガキの一匹や二匹産むだろう…だが貴様は女を捨て、狂気の科学者だ。何故そうなった?」



大きな丸眼鏡の奥で目が鋭くなり、勢いよく立ち上がる



ハーデス「実にくだらないネ…」



そう言って部屋を出ていき、残ったイザラはニヤリと笑う



イザラ「奴も普通の女だった…かな?」



一方元SPの面々は街外れにある小さなホテルへ向かっていた



リーシェン「ロワールよぉ…せっかくモルテへブンに来たんだからもっと高級なホテルに泊まろうぜ…」



一番後ろを歩くリーシェンは金髪ツンツン頭で肌は浅黒く、アロハシャツとジーンズで、その姿はまるで街のチンピラだ



ロワール「残念ながらそれは出来ません。我々は追われる身、いつ何時ARCの者が来るかわからない以上目立つ所に泊まるのはやめましょう」



リーシェン「大丈夫だって。俺達は強いし、何度来ようが蹴散らしてやるよ…な!キム」



リーシェンの前を歩く硬い表情の男キム・ドラゴン、ビシッとスーツを着こなし、主であるロワールに忠誠を誓っている



キム「我が主の言う事は絶対かつ正しいのだ。主の言う通りにしろ!」



キム聞いた自分がバカだったと思うリーシェン



リーシェン「でも実際ARCの刺客って三回来たけど、どれも俺達より格下の奴らばっかだし、正直強い奴らってトップを含め3人ぐらいだろ?それ以下は大した事し大丈夫だろ…」



???「ならば試してみるか?」



リーシェン「あぁ?」



リーシェンが振り返ると軍服姿の人物が3人立っていた



ロワール「胸にARCの文字!」



瞬時にリーシェン、キム、ストロワヤがロワールを囲む



キム「ケンジ殿!我が主を安全な所に!」



リーシェン「こいつらは俺達がやる」



ストロワヤ「…」



ロワールとケンジはその場から離れる



???「2人共、全力で行くぞ…あまり時間がない」


リーシェン「さぁこい!」


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