髄まで愛した一生#6
歯を磨き顔を洗う。
頭の中では鈍い痛みが続いていた。
『ああ、痛い。飲み過ぎたのかな』
朝の行動はいつも決まっていたが、今日はテレビを見る余裕はなかった。
『おい、なんだその顔。飲み過ぎたのか?』
『んあ?ああ』
親父に心配される程、ひどい顔なのか?
頭はずっと痛いし、これは昼まで治らないだろう。
『はぁ』
ため息を吐きながら靴を履く。扉を開けて外に出る。
今日は良い天気だ。
でも、職場まで一時間半かかる道を、俺はほとんど下を見ながら歩いていく。
バス停のベンチに座りイヤホンを耳に付ける。お気に入りの歌を聴きながらバスを待つ。
ああ、いつもと変わらない。死ぬまで続いていくサイクル。
の、はずだった。
このバスに乗って、駅に着くまでは。
頭の中では鈍い痛みが続いていた。
『ああ、痛い。飲み過ぎたのかな』
朝の行動はいつも決まっていたが、今日はテレビを見る余裕はなかった。
『おい、なんだその顔。飲み過ぎたのか?』
『んあ?ああ』
親父に心配される程、ひどい顔なのか?
頭はずっと痛いし、これは昼まで治らないだろう。
『はぁ』
ため息を吐きながら靴を履く。扉を開けて外に出る。
今日は良い天気だ。
でも、職場まで一時間半かかる道を、俺はほとんど下を見ながら歩いていく。
バス停のベンチに座りイヤホンを耳に付ける。お気に入りの歌を聴きながらバスを待つ。
ああ、いつもと変わらない。死ぬまで続いていくサイクル。
の、はずだった。
このバスに乗って、駅に着くまでは。
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