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ありがとうぉ純

[501] シャイン 2014-04-12投稿
高校も二年生夏になると

商業高校の進学クラスという中途半端な立場な自分自身も進路について
考え始める時期にきていた


高校入学時に

心ならずも
先輩方に恐喝同様に
強制入部をさせられた陸上競技部の練習も
ようやく身体が慣れてきたのも

この頃だった


恋愛に関しては

中学時代の教子との別れのダメージが大きく

肉体関係はあれど
誰かと真剣に付き合うという気持ちにはとても
慣れなかった


学校の水泳部の部員達は
夏は陸上競技部と合同練習するという伝統があった


同級生の水泳部に所属していた岡村純は
一年生の夏の合同練習で仲良くはなったが

学内では顔を合わすこともなく


二年生の夏の水泳部との合同練習の季節になると
(今年も純が来て話すの楽しみだな〜)

と心密かに思う程度だった


合同練習の初日に純の姿がなかったので

陸上競技部の女子の同級生の末永に聞いた

「純って水泳部辞めたの」

末永は呆れ悲しい顔で答えた

「アンタ知らないの…純はもう半年以上前から入院中だよ」


高校生の頭でも
半年以上入院が大事に関わることなわかる

でも
いくら大した仲ではないにしろ
入院することを
黙ってた純に少し頭にきた

(ちぇっ純にとって俺はその程度か)

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