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ありがとうぉ純(2)

[503] シャイン 2014-04-13投稿
水泳部との合同練習が始った次の日に

陸上競技部の女子部員で同級生の末永に練習前に呼び出された

「純がアンタに会いたいって言ってるから会いに行ってくんない?」


その時の末永の雰囲気から病名やその病気が命に係わるか…

などは聞かなくても余命が長くないことはわかった


何かに急き立てられるように
直ぐに純に会わなければならない気持ちになった

コーチとキャプテンに練習を休むことを伝え
純の病院へと走り出した

田舎なので
交通機関を使うより
走る方が大抵速い

一時間程走ると病院についた


田舎では
病院にTシャツ短パンの汗だくの高校生が飛び込んできても
驚きはしない

看護婦さんに
純の病室を聞いて
病室に向かった

病室は6人部屋で
僕が入ると
他の病人の方々は
好奇かつ暖かい眼差しで
純を呼んだ
「純ちゃん彼氏が汗だくできたよ」

純のベッドとおぼしきカーテンが空いた


そこには
正に重病人の姿の純がいた

目はくぼみ
髪は薬の副作用で抜け落ち…

暗く対応しては
逆に明るかった純に悪いと思い
動揺を隠し
明るく呼び掛けた

「なんや純…相当悪そうやけど…元気一杯の俺が来たからもう大丈夫や」

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