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ドナー(仮題名)2‐3

[468] りょうな 2014-04-14投稿
ライブ会場近くのホテルから緊急搬送された悠人
リーダー格の北上とマネージャーが救急車から出てくる
何度も名前を呼ぶが全く反応がない

医者から説明をうけたマネージャーがICUに入ってきた
説明をうける北上
大きな目から涙が流れる
『死んでるの?本当に死んでるの?こんなに体あったかいよ』
『もう脳死状態で人工呼吸機をはずしたから呼吸は止まるそうだ。信じられないよな』
マネージャーも涙を流す
『ゆうちん(悠人の愛称)のお母さんとお姉さんには?』
『お姉さんの咲希(さき)さんは今、神奈川からこっちに向かってる、お母さんは入院していて今すぐにはこられない』
『まる、宮、森は今ラジオの生放送中。連絡はつけた。終わり次第駆けつける。千葉は映画祭に出席してる。愛内は今、撮影中。3時あがりだ』
『そっか…神奈川は大雪だからこっちにすぐには無理じゃん!あともう少し待てるよな?』
悠人の手を握る北上
北上はハッとして悠人の荷物をあさる
『どうした?ヒロ』
『たしか…こいつ妹亡くなった時書いたんだよ。あった!』
緑色の臓器提供カードだった
裏面には悠人のサインと姉のサイン
『…悠人の意志だから』
北上は病室を出る

真夜中に愛内以外のメンバーが到着した
みんな走って病室の前にきた
『ゆうちんは?』
『今、脳死判定してる』
『脳死って』
『くも膜下で…もう助からないって』
『なにそれ…やぶなんじゃね?』
『もう…目もきちんと閉じられないんだ』
北上は静かに言うと年下のメンバーは泣く
ドアがあくと数人の医者と看護師が出てきた
『あと六時間後に二回目の脳死判定を行い、摘出手術を行います。』
『摘出って』
田丸が聞く
『小河さんはドナーカードを持っていて、御姉様に確認がとれています。脳死と診断されましたら、移植のための摘出手術を行います』

外が明るくなりはじめたころ、悠人の姉、咲希がやっと到着した
急いで病室に入る咲希

一時間くらいしてから愛内がきた
北上がとめるのをきかずに病室に入る
『なんでだよ!』
愛内は悠人の顔をさわる
『一緒の部屋にいたのになんで悠人の異変に気がつかなかったの?あんたのせいで悠人が死んだのよ!人殺し!』
姉は愛内を何回も叩いた
あわてて北上がとめる
『人殺し!』
姉は愛内に泣きさけぶ
マネージャーが呆然としている愛内を部屋から出す

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