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ドナー(仮題名)4‐5

[511] りょうな 2014-04-14投稿
愛莉は目をあけると…なんと目の前に愛内がいた
『あーりん!』
ファンが名前を叫ぶ
泣くものもいた
スタッフがあわてて愛内をステージに戻した
『すみません、歌詞を忘れてしまいました。もう一度いいですか?
この歌を悠人におくります』

その歌声に会場は静かになった
『すごい…なんか温かいですね。川に漂うような感じですね。さっきとは別人みたいな歌声です』
『…やべぇな…あいつ俺見えてるよ』
『へっ?』
『へじゃねーよ。見ろよ俺みてるよ』
『気のせいですよ。自意識過剰ですよ』
『…』
視線が何度も悠人に合い、歌い終わると愛内はスタッフを呼んでなにやら話はじめた

色々は話をして公開収録が終わった

みんなメンバーの出待ちをしようと席を離れた

愛莉は背伸びをして自宅に帰ろうとした

その時スタッフが愛莉に駆けよってきた
『愛内さんがあなたを呼んでいますが…』
『はい?』
愛莉は疑問符をうかべた

スタッフは愛内のマネージャーに愛莉を渡した
『お急ぎのところ申し訳ありません。うちの愛内があなたに話をしたいと。悠人の関係者とは知らず申し訳ありません。言ってくだされば愛内にすぐに合わせましたのに』
マネージャーは愛莉に頭をさげた
『いや、私はそのぉ』
愛莉は立ち止まる
『人違いです。私は悠人さんの知り合い…ですが、そんなには深い知り合い…いや違いますよ。帰ります』しどろもどろになりながらダッシュをする愛莉
『すみません、お忙しいのに』
と白の衣装をきた愛内がいた
『本物だぁ!本物だ』
『さっきみただろう。バカ』
『違いますよ、うわぁ顔小さい。感動しますよ』
『そっちかい!』
『すみません、鈴木さん』マネージャーに一礼すると愛莉の手をとる
〈意外に手が小さいんだなぁ 〉
愛莉を誰もいない部屋に連れこむ
『あのぉ。ご用は?』
愛莉は困った声で案内に聞く
『すみません。あなたにはご迷惑をおかけします。僕は愛内愁と申します。』
『私は鏑木愛莉です』
『失礼ですが…年齢は二十歳くらいですか?神奈川在住の』
『そうですが』
『あの…聞いてはいけないとは思いますが…半年前に移植手術してますか?』
『…はい』
『…心臓の…ドナーは24歳会社員、男、東京在住…』『はい』
と愛莉は答えると愛内は無言で抱き締めた
頭を何回もぐしゃぐしゃになでた

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