一生の片想い5
「樹(いつき)〜!ねぇ、樹!!」
「え、何?」
「ちゃんと聞いてた?」
「うん、聞いてたよ。」
「でさ、もうすぐ夏休みだから、私と由梨と樹と凪で、私のおじいちゃんの別荘に行こうよ!」
「おぉ。じゃあ、その日バイト空けとくわ。凪たちは知ってんだろ?俺はそいつらの日程に合わせる。」
「わかった!聞いてくる!」
今の奴は奈子(なこ)。
俺の親友、凪(なぎ)の小学校の時の友達。
俺らはいつもこのメンツで遊びに行ってる。
高校に入学して約3ヶ月。
色々な事に慣れ始めてきている。
俺は奈子と由梨以外の女子とあんま話さないが、何故か告白される。
そこは謎だ。
奈子は明るくて元気なのに対して、由梨は静かで落ち着いている。
いつもテンション高いのは凪と奈子で、俺と由梨はそれを見守る保護者みたいなw
まあ、あいつらのお蔭で今は楽しいんだけどな。
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