俺と怪物彼女のかるとめもりー その1
懐かしい、夢をみている。
姉と母さん、俺の三人で
夜道を歩く。
ああ、そういえばそんな
こともあったな。
忘れたかった。
この日は、俺にとって
最悪の日だ…
目立たない路地裏に
差し掛かる。
駄目だ、そこにはいるな!
大声を出しても二人には
聞こえていないらしい。
道に立っている街灯が、
今すぐ引き返せと光る。
やっぱり、ここにいちゃ
いけないんだ…
そして、黒い影が目の前を通った。
母さ―
やっぱり、聞こえなかったらしい―――
次に母さんを見たとき、
俺は頭を強く殴られた気分になった。
母さんはズタズタに引き裂かれ、力無く倒れる。
黒い影が母さんの肉を
引きちぎった。
その時、俺にできたことは惨殺された異形の肉を
見つめるしか―
「あーきーとーさぁーん
朝だよー」
『はっ!?』
しまった、今日は
高校の入学式だ!!
今日はいつもより
早く起きてやろうと
思ったのに!!
制服に着替え、急いで
階段を降りる。
『朝食は!?』
「もー暁十さん、
朝起きたらおはようでしょいきなり朝食は!?って
なによー」
こうして、俺の少し
変わった(非)日常が
始まった。
姉と母さん、俺の三人で
夜道を歩く。
ああ、そういえばそんな
こともあったな。
忘れたかった。
この日は、俺にとって
最悪の日だ…
目立たない路地裏に
差し掛かる。
駄目だ、そこにはいるな!
大声を出しても二人には
聞こえていないらしい。
道に立っている街灯が、
今すぐ引き返せと光る。
やっぱり、ここにいちゃ
いけないんだ…
そして、黒い影が目の前を通った。
母さ―
やっぱり、聞こえなかったらしい―――
次に母さんを見たとき、
俺は頭を強く殴られた気分になった。
母さんはズタズタに引き裂かれ、力無く倒れる。
黒い影が母さんの肉を
引きちぎった。
その時、俺にできたことは惨殺された異形の肉を
見つめるしか―
「あーきーとーさぁーん
朝だよー」
『はっ!?』
しまった、今日は
高校の入学式だ!!
今日はいつもより
早く起きてやろうと
思ったのに!!
制服に着替え、急いで
階段を降りる。
『朝食は!?』
「もー暁十さん、
朝起きたらおはようでしょいきなり朝食は!?って
なによー」
こうして、俺の少し
変わった(非)日常が
始まった。
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