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DARK-NESS 97

[492] ZAZA 2014-10-08投稿
雨が傘によって弾かれる音が鳴る



???「本当にここで死ぬべき運命かどうか賭けをしましょう。」



右手にカードの束が現れ、右手だけで華麗にカードをシャッフルしていると後ろで傘を持ってる人物が声をかける



リーシェン「ロワール!やはり俺は納得出来ねぇよ!龍・老酒にボコボコにやられた奴を生き返らすなんて!」



車椅子に乗り、カードをシャッフルしているのは元SPのロワールで、そのロワールに傘をさしているのはロワールの部下のリーシェンだった



ロワール「リーシェン…私のわがままに付き合って貰って本当にありがとう」



シャッフルを止め、山札から数枚引く



リーシェン「死んだ人間を生き返らすなんて…そんな事をすればロワールはどうなるかわからないだぞ!」


ロワールの能力はハイリスクハイリターンな為、よくあるモンスターを復活させるカードを使えば、どうなるかは本人もわからない



ロワール「あなたの運命はこのカードに託します」



手札を捨て、山札も残り一枚を残して後は全て捨てた


ロワール「この残ったカードが「堕天使の口づけ」なら復活します。けど、それ以外なら…」



そして最後の一枚を引き、カードを見る



リーシェン「こ、これは!!!」



それから1時間もしない内にARCが世界に向けて非能力者撲滅を宣言、それを受けて能力協会が撲滅を阻止すると宣言し、これによってARCと能力協会の全面戦争が始まる



龍「ここ東京から世界が変わる…能力協会が来ようが無意味だ。我の元に集まりし能力者達が殲滅してくれよう」



キール・ロワイヤル、トカイ・キュベ、スレイツを始め、新たに数人集まっていたが、その中にヴァン・スティールの姿があった



龍「それに我々にはこのAIチップがある!」



龍・老酒の手にAIチップが8枚全部揃っていた



ヴァン「これで契約終了だ。うちの若い奴らを返して貰うぞ」



ヴァン・スティール率いる夕闇の亡霊たちという盗賊団の若いメンバー3人がARCに拉致、監禁され、裏切り出来ないようにしていた



龍「あぁ…金は既に振り込んでいる。それと君の仲間の元へ案内させよう…」



ヴァン・スティールが異様な雰囲気の部屋を出ようとすると



ハルシカ「ふざけるな!」


ARCに集まったメンバーの1人、自分の背丈の二倍の長さの刀を持つ眼帯の男ハルシカが扉の前に立つ



ヴァン「…」



ハルシカ「老酒!この泥棒野郎を易々と行かせるのは反対だ!コイツは絶対俺達の情報を能力協会に伝えるはずだ!」



白衣が黒く染まった医者らしき人物がクスクスと笑う


レピオス「帰しても別にいいんじゃないの。例え彼が2重3重のスパイだったとしてもボク達の事はいずれ世界中に知れ渡るし」



見た目は完全ギャル男だが医学を極めた医者として有名な男



ハルシカ「貴様は黙れ!俺はいつもヘラヘラしていて金ですぐに裏切る奴など絶対にゆるさん!この俺が成敗してくれる!」



ヴァン「おいおい…ここでヤル気か?勘弁してくれよ」



長い刀を構え、斬り掛かる寸前で今まで黙っていた龍・老酒が口を開く



龍「ヴァン・スティールよ…新たに我と契約せよ」



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