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空に向かって

[547] しんとも 2014-10-20投稿


褒めるところも無い

その どんよりした雲は

何日も晴れる事もなく
笑顔を奪う


一人 また一人と


この場所から人は消えていく



渇いた大地に冷たい水のしずくが一粒だけ
雲から落ちた



枯れていたはずの花が

必死にその葉を伸ばし水を受け止める



それが嬉しくて 嬉しくて
何日も泣いた



僕はいつか消えてしまうだろう


いつか晴れる時が来るのだろう



その時はどうか 空に向かって


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