携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 恋愛 >> 愛の終わり5

愛の終わり5

[532] シャイン 2015-02-11投稿
僕は考えた

大久保さんが揉めるな
と忠告してくれたのは

大久保さんの力が及ばないので僕を心配しての忠告と推定できる


僕が地元で好き放題に振る舞えるのは
大久保さんの影響力と
同級生の国田君や雄太の力が大きい


友達2人が帰った後
僕は池田に仕掛けられる予感がしたが

それは恐怖でなく
怒りというか武者震いに近かった


教子は僕の雰囲気を察してか優しく言葉をくれた

さんちゃん無茶はアカンよ


教子は前の彼氏と僕が争った時のことを思い出したようだ


月曜日の早朝に
教子の家を出て
小倉駅に向かう途中で

前方に
教子の友達2人と
一目で
その男が池田と判る
狂暴そうな男が見えた


僕はいつも両ポケットに入れているスパナを確認した

僕はスパナで自分以外の人間の顔を本気でぶちかましたことはない

池田の雰囲気から

こりゃ本気でスパナを使う日が来たことを覚悟した


この頃の僕は恐怖という神経が飛んでいたので
逆にスパナで殴られることも怖くなかった

ましては素手で殴られ袋にされるなんて茶飯事だったが池田の雰囲気は地元(下関)の半島の連中とも異質な雰囲気だった


池田の雰囲気が一触即発という雰囲気でないのを感じたので

僕はポケットから手を出した


いきなり乱闘になっても良い距離で自分から話しかけることにした

池田さんですよね
大久保さんから高名は聞き及んでいます

…高名
…聞き及んでいます
僕は中学生にしては言い回しは大人顔負けだった

感想

感想はありません。

「シャイン」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス