DARK-NESS 108
薄く開いている目から涙がこぼれる
ユウ「師匠…すみません…負けました…」
そう言って意識が切れる
キュベ「やれやれ…勝手に敗北宣言されては困るなぁ」
フルパワーで技を放ったのにも関わらず疲労感が全く見えないトカイ・キュベだが、両手だけは尋常なほど破壊されていた
キュベ「フム…指がボロボロでしばらくは使い物にならないな。そういう訳でお互いに戦闘不能でこの勝負ドローだ」
そう言い残してその場から消え、一番通りの戦いが終わる
ヴァン「さてと、そろそろ行くか…うん?」
しばらくしてトカイ・キュベが通りかかる
キュベ「ずいぶんヤってたんだな…」
ヴァンの後ろに山のように積まれた死体があった
ヴァン「バレバレな証拠隠滅ですよ。それよりどうしたんですか、その手」
キュベ「久々に楽しい勝負を終えた所でね」
ヴァン「なるほど…お互い目的は果たしたって感じですか…じゃあ帰りますか」
そして中央本部にいるキール・ロワイヤルの所にオルゾが到着した
キール「その様子だとヴァンは予想通り何もしなかったんじゃな」
オルゾ「始めから奴の事など誰も信用していないし、奴も誰の事も信用してないさ」
中央本部の中庭に立つ二人
オルゾ「所でここに龍・老酒はいないな…どこにいる?」
腕に巻いてある包帯を解きながら歩く
キール「ある場所でAIチップの解析をし、愛国者の遺産を手に入れる…いや、もう手に入れているかもな」
オルゾ「なるほど…お前達はただの時間稼ぎだったのか」
キール「その通りじゃ、我らの命など龍・老酒の創る世界の為にとうに捨てておる。さぁ…我を殺すがいい!それとも我に殺されるか?」
解けた包帯がオルゾに向かって伸びる
オルゾ「貴様に殺される事はない…」
右手の人差し指をキールに向けて指し、炎の獅子に命じる
オルゾ「煉獄の獅子よ…跳ねろ」
炎の獅子が包帯を燃やし、跳ねながらキールに突進する
キール「ぐわぁぁぁ!」
オルゾ「煉獄の獅子よ…墜ちろ」
立て続けに右手の人差し指を下に向けると炎の獅子がキールの上空に現れて勢いよく墜ちる
「ドォーーン!!!」
中庭に隕石が落ちたみたいに凹みができ、炎の獅子の威力の大きさがわかる
オルゾ「…」
その凹みの中心でボロボロながら立つキールがいた
キール「ゴホォ!ゴホォ!…やはり技の威力、能力の高さは昔と変わらず流石じゃな…」
相当なダメージだったのか膝から崩れ落ちる
オルゾ「…」
何も言わず、人差し指を前に突き出す
オルゾ「煉獄の獅子よ…吠え…!」
キール「かかったな!」
オルゾの後ろの地面から包帯が伸び、オルゾの口に巻き付いた
オルゾ「ン!!!」
炎の獅子が何もする事なく消えた
キール「始めにお主に伸ばした包帯は囮じゃ。我の本当の目的は足の包帯を地面に刺して地面の中を通り、気付かれずに後ろから口を塞ぐ為じゃ」
オルゾ(…クソ!)
ユウ「師匠…すみません…負けました…」
そう言って意識が切れる
キュベ「やれやれ…勝手に敗北宣言されては困るなぁ」
フルパワーで技を放ったのにも関わらず疲労感が全く見えないトカイ・キュベだが、両手だけは尋常なほど破壊されていた
キュベ「フム…指がボロボロでしばらくは使い物にならないな。そういう訳でお互いに戦闘不能でこの勝負ドローだ」
そう言い残してその場から消え、一番通りの戦いが終わる
ヴァン「さてと、そろそろ行くか…うん?」
しばらくしてトカイ・キュベが通りかかる
キュベ「ずいぶんヤってたんだな…」
ヴァンの後ろに山のように積まれた死体があった
ヴァン「バレバレな証拠隠滅ですよ。それよりどうしたんですか、その手」
キュベ「久々に楽しい勝負を終えた所でね」
ヴァン「なるほど…お互い目的は果たしたって感じですか…じゃあ帰りますか」
そして中央本部にいるキール・ロワイヤルの所にオルゾが到着した
キール「その様子だとヴァンは予想通り何もしなかったんじゃな」
オルゾ「始めから奴の事など誰も信用していないし、奴も誰の事も信用してないさ」
中央本部の中庭に立つ二人
オルゾ「所でここに龍・老酒はいないな…どこにいる?」
腕に巻いてある包帯を解きながら歩く
キール「ある場所でAIチップの解析をし、愛国者の遺産を手に入れる…いや、もう手に入れているかもな」
オルゾ「なるほど…お前達はただの時間稼ぎだったのか」
キール「その通りじゃ、我らの命など龍・老酒の創る世界の為にとうに捨てておる。さぁ…我を殺すがいい!それとも我に殺されるか?」
解けた包帯がオルゾに向かって伸びる
オルゾ「貴様に殺される事はない…」
右手の人差し指をキールに向けて指し、炎の獅子に命じる
オルゾ「煉獄の獅子よ…跳ねろ」
炎の獅子が包帯を燃やし、跳ねながらキールに突進する
キール「ぐわぁぁぁ!」
オルゾ「煉獄の獅子よ…墜ちろ」
立て続けに右手の人差し指を下に向けると炎の獅子がキールの上空に現れて勢いよく墜ちる
「ドォーーン!!!」
中庭に隕石が落ちたみたいに凹みができ、炎の獅子の威力の大きさがわかる
オルゾ「…」
その凹みの中心でボロボロながら立つキールがいた
キール「ゴホォ!ゴホォ!…やはり技の威力、能力の高さは昔と変わらず流石じゃな…」
相当なダメージだったのか膝から崩れ落ちる
オルゾ「…」
何も言わず、人差し指を前に突き出す
オルゾ「煉獄の獅子よ…吠え…!」
キール「かかったな!」
オルゾの後ろの地面から包帯が伸び、オルゾの口に巻き付いた
オルゾ「ン!!!」
炎の獅子が何もする事なく消えた
キール「始めにお主に伸ばした包帯は囮じゃ。我の本当の目的は足の包帯を地面に刺して地面の中を通り、気付かれずに後ろから口を塞ぐ為じゃ」
オルゾ(…クソ!)
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