携帯小説!(スマートフォン版)

逃亡記7

[551] どろぼう猫 2015-05-17投稿
ゲルダは森の奥を目指した。森の中央部を抜け、さらに向こうに達すれば、大きな渓谷に出る。

暗い森は、王国の追っ手からゲルダをかばう覆いでもある。

森を抜ければ、ラーミアンからはゲルダがどこに消えたのか簡単には分からぬはずだ。

そう確信して、ゲルダは森の植物をかき分け、ごつごつと膨らんだ木の根を避けて進んだ。

やがて森の心臓部に出た。
十メートルはありそうな巨岩が祀られ、その横をちろちろと清水が一筋滴り落ちていた。

感想

感想はありません。

「どろぼう猫」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス