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逃亡記11

[675] どろぼう猫 2015-07-10投稿
ゲルダが案内されたのは、こじんまりとした村人の家だった。

老人に続いてゲルダが家に入ると、夕食のしたくをしていた主婦が驚いて振り返った。

「あんた、お客さんかい?まあまあ、このうちにお客を迎えるなんて何年ぶりだろう。見ての通りの小さな村でね、全員が顔見知りみたいなもんだから、わざわざ客に呼ばれたりすることもないのさ」

年取った主婦は、まくしたてるようにそう言って、ゲルダに向かって微笑んだ。

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