何回目かのベルが鳴る…。 電話に出たのは、肥後君だった。 「あれ?吉宮?どしたの!」 ...
「ど…どした?」 ゆぅが、不安気に尋ねた。 「あ。うぅん。なんでもない。素直に嬉しかっただけ...
コンコン…。 ゆぅがドアをノックする。「何?」 「やっほ〜ぃ!びっくりしたよ!急に学...
いつもと変わらない朝。 いつもと変わらない母の足音。 「サキ?まだ寝てるの?」 「あ…。...
「ちょっ!ちょっと待って!」 とっさに体がアキトを避けた。 「あの…私、今日、生理なんだよね...
少し、暑くなってきた、6月の空。 私は今日もアキトと帰る。 手を繋ぐだけの平凡な毎日。 「...
私、まだ17才だよね? だからホントの恋なんて、してなくても変じゃないよね…? でも結局は...
手のひらに、浮かぶいくつもの線は、一体どういう意味なんだろう…。 私は、幸せになれるの? それ...