ぐるりと見回すと座敷への上がり口の柱に半紙のメニューが一枚だけ貼ってあった。 私は再び立ち上がり...
奥の座敷は一段高く小上がりの様になっていた。 八畳と六畳の続きの間があって広さは充分だった。 ...
こういう?穴場?と言うか?隠れ家?的な店が私は大好きだ! こういう店は大概、大当たりか、ドハズレ...
普段は殆んど行く事の無い辺鄙な地域に仕事に行った帰り道。缶コーヒーでも飲もうと一台の自販機の前に車...
某プロ野球監督のご令嬢は婚約者である某医師の蕎麦の食い方がお気に召さなかった様だが、そんな女などさ...
店主は寝起きは良いらしく、テキパキとラーメン製作に取り掛かった。 私はカウンター越しに好もしく見...
「スミマセン」‥ 「スミマセン」‥‥ 店主は容易には目を覚まさなかった。 熟睡は完熟の様...
車を飛ばし、たどり着いた店内には客が一人も居なかった。 深夜であるから止むを得まい。 そして店...
時は深夜。目が覚めて無性にラーメンが食べたくなっていた。 台所をあさればカップ麺やインスタン...