「ちなみにさ」 渉は部屋の隅にあったパイプ椅子を出してDの横に座った。 「閲覧者数、投稿するた...
「ホラーってさ…何かありふれちゃってんじゃん。ネタ的に。」 「まあねー…」 「それにさ…お前こ...
入ってきたのはDと同い年くらいのまだ若い男だ。 短い茶髪に赤ブチのメガネ。 見た感じなかなかの...
浮かばない 全くもって浮かばない 考えても考えても Dにはアイデアさえ浮かばなかった。 D...
義之は夢中で走った。 やがて固い地面が消えうせ、 泥が纏わり付くような感触が足裏に伝わった。 ...
「まさか…途中で迷ったんじゃ…」 翼は慌てて引き返そうとする。 「行くな!」 義之は翼を止め...
廊下が蛇のようにうねりながらどこまでも延長される。 壁が生まれ、木が生えるようにドアが発生する。...
さらに一週間後、今度は小夜子が異変に気づいた。 「ねえあなた…翼たちが言ってたこと、本当かも。」...
西森一家は新居への引っ越しを済ませた。 玄関をあがると広大なホール 天井は高く、吹き抜けになっ...
どこまでも続く白い砂浜を見下ろす丘に 1軒の家がある。 会社役員の西森義之は 妻の小夜子と中...