毎日が単調でつまらなくて、僕は何かをしたかった。 それが「ひとを殺す」ということ。 人は僕を...
殺してみたい。 僕は人を殺したい。殺したくてたまらない。 血を見て、実感したい。 ああ、命が流...
「あの人みたい…」 前を横切る女性をみて、美羽はそっとリノに耳打ちした。 結局、美羽は全てを...
気付けば、真夜中の1時だった。 愕然として時計とにらめっこ。 有り得ない…私が夕飯も食べずに寝...
雨は降り続き、美羽とリノはじっと見つめあったまま…と、リノが笑い出した。 「歌か。歌…凄い美羽...
高瀬 美羽という少女は 小学三年生の時、靴や教科書を隠されたが、それをイジメとは受け取らず「私...
一応、下手に出とくかな どの辺が下手に出ているのかはともかく、美羽は校庭の隅にある石のベンチで待...
なんかオカシイよ…。 高瀬美羽は不可思議極まりない気持ちで、親友である大橋リノを見た。 リノは...
翠の死は必然だった? それなら、影の豹変も納得できる。 翠が死んだ、その時から影はこちらに興...
翠が死んだ。 自分への想いを打ち明けて、笑って死んでいった 翠。 リノは呟い...