どろぼう猫さんの投稿された作品が15件見つかりました。


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逃亡記14

ゲルダは出された料理をすごい勢いで食べ始めた。これまで一週間、背嚢のなかの干し肉と乾パンで過ごしてき...

[653]どろぼう猫サン作

逃亡記13

ゲルダはとっさに嘘をついた。 「森の中でこれを拾った。ちいさな泉の底できらきら光っていたんだ」...

[649]どろぼう猫サン作

逃亡記12

「なんでもいい。ひどく腹が減っている。めしを食わせてくれ。」ゲルダは主婦の顔もよく見ずに、ぼそぼそと...

[634]どろぼう猫サン作

逃亡記11

ゲルダが案内されたのは、こじんまりとした村人の家だった。 老人に続いてゲルダが家に入ると、夕食...

[643]どろぼう猫サン作

逃亡記10

ゲルダは村に入った。 粗末なレンガ造りの家がまばらに立ち並ぶ集落で、家からは、夕げの匂いが漂っ...

[647]どろぼう猫サン作

逃亡記9

ゲルダの声は暗かった。 「おれは罪を犯し、かの王国から追っ手を差し向けられたにんげんだ。おれに...

[680]どろぼう猫サン作

逃亡記8

ゲルダは清水を手で受け、その水で顔を洗った。汗とぬめりを腰に結わい付けたぼろ布でぬぐい、さっぱりした...

[671]どろぼう猫サン作

逃亡記7

ゲルダは森の奥を目指した。森の中央部を抜け、さらに向こうに達すれば、大きな渓谷に出る。 暗い森...

[518]どろぼう猫サン作

逃亡記6

逃げなければ。ゲルダは自らが奪った背嚢の中の至宝に思いを馳せた。 見る者の魂をうばう王国の秘宝...

[514]どろぼう猫サン作

逃亡記4

やがて歌い終わった髪の長い美女はゲルダの方を見て、こう言った。 「あなたにはお礼を言わねばなり...

[530]どろぼう猫サン作


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