かなり車も多く、キャンプ場も混雑しているようだ。「お母さん。」 「どうしたの岬。」 「そろそろ...
車内では、さっそく自己紹介が始まった。 「オレは龍吾。野球部でピッチャーやってます!好きな女の子...
「それより姉ちゃん。」 龍吾は廊下をむいて合図した。 僕はそれに反応して歩きだす。 扉をあけ...
私立相川学園高等学校。 高野大介はいつものように英語の授業を受けていた。 受けていたという...
7月19日。携帯がなった。 「電話?タカからだ…。」タカとは、同じクラスの坂井孝明のことだ。僕は...
「よっ。」 あまりにも軽いノリだったので、僕は 「よっ!じゃないよ!龍吾のせいでこっちも巻き込...
僕は息を呑んだ。 「その龍吾って奴がな、西中の2年に暴力をふるったらしいんだ。」 「暴力?」 ...
7月18日。西中、2年1組。 「今日で、1学期も終わります。夏休みは、勉強、部活、一生懸命に頑張...
龍吾はテーブルを蹴った。それと同時に僕は目を覚ました。 「龍吾…助けてくれたんだ。」 僕はリビ...
「しょうがねぇ。掴まってろよ。」 龍吾は残りの力で僕をおぶった。 「…みーくん。掴まってろよ。...