群青に 無数に浮かぶ 白蕾 少し早めの 天の川...
ずいぶん前には 満たされた微笑みをたたえて 女神のように佇んでいた彼女 身動きこそできないが ...
誰の目にも触れない場所で 静かに強くなる 寂しさにも 誘惑にも 悪夢にも ...
問題は山積み だからここはひとまず ドンと座り込む じっくり眺めて 崩せるポイント探...
指先で しばしとどまる はぐれ虫 ふわり飛びたち 星にまぎれり...
開け放ったままでは 深く傷つくばかりだと 遠ざかって行った背中達が 教えてくれた だ...
決して悪意はなく 故意に逆らうでもなく ただただ人より弱く 立ち続ける力がない ...
人はみな独りだと さらりと言うあなた 傍であなたを熱く想う私は 一体何だろう 抱えた...
いつも言葉にする私 いつも語らない貴方 不安な私 変わらない貴方 胸が張り裂...
乾いた草木 短くなっていく太陽 移ろう季節の中の 確かな秋 風にのって 一...