「りゅーちゃん、聖二達は?」 スタジオのバイトに 翼は親しげに声をかけた 「...
「今日カラオケいこー?」 「なんでやねん 今日はスタジオで練習て ゆうてたやろ ...
「大阪行ってたの?」 マネージャーの隆は 歳が近いこともあってか ...
「いやいや…俺こそ… まあお互いさまだよ」 というか俺の方が絶対 罪...
――誤解が生じぬように 俺はじっくりと 彼女の並んだ文字を読む ...
愛が帰ったあとの寂しい病室 ふとベッドの横の棚の上に 手紙に気付く ...
『あ、そうやっ!』 愛は突然何かを思い出したらしく 鞄の中を探り始めた ...
中学の同級生やったうちらは いつでも一緒だった 明るい愛のまわりには い...
―『ゆかぁー!』 勢いよく開いた扉とともに 病室に愛の声が響く 私は...
……彼女だ…! でも…なぜ…? 呆然としている俺の顔を 不安そう...