ハァ、ハァ、 溢れる想いを胸に、教室へ駆け込んだ。 そこに居たちさは、僕をみつけて ...
【トーマ】 「これ…。アンタの名前を知らない人が見たら、なんの事だかわかんな...
僕は、学校にいた。 そこには、みんなで作り上げたセット、キャラクターそしてカメラ、パソコン。...
事実、ちさは、学校が終わるとアトリエに直行。 二人で過ごす時間なんて、これっぽっちもなかった...
「え!?アンタ達まだキ…もがっ!」 わあぁぁっ! 叫びかけた恋歌の口を、瞬時に塞いだ。 ...
「あーっ!響のヤツ、むかつく!挨拶くらいしてけっての!次会ったら文句言ってやる!…………って…次会...
「こっち…見て」 その言葉に、どんな意味があったのか。 僕にも分からない。 ...
僕は、ちさの後ろに立っていた。 ちさ。 その涙は、響を想って流してる涙。仲間として?そ...
僕は、その光景を見ても、不思議と冷静だった。 響の心が 泣いている 響は、苦...
「俺…ちさの事、泣かしてばっかだな…」 頭を掻きながら、不本意な自分を責めるかのように、響は...