響との約束の時間まで、適当に時間を潰した。 ソワソワして落ち着かないけど、響を想うと、堪える...
次の日曜日。 僕はちさと歩いていた。 「どこに行くの?」 「ん。いいから、ついて...
屋上にやって来た。 柵に手をかけ、 「なんだよ?まさか、ちさを諦めたとか言うんじゃない...
できた。 僕らが制作していた、6匹の猫達のコマ撮り物語。 出会いから始まり、笑いや喧嘩...
「ちさ、今日こそクローバー取りに行こう?」 ずっと後回しにしていたラストシーン。完成間近とな...
それからというもの、響と僕の、 【ちさ争奪戦】 が始まった。 昼休みになれば、どっちがち...
ちさとも、ちゃんと話しないとな… ちょっと気分が晴れたからって、都合いいけど…… ...
考えるって、何を? 何をどう考えればいいんだよ… 僕は完全に暗闇の中にいた…。 ...
そんなある日。 「ちょっとこっち来て」 恋歌が僕を呼び出した。 「……な...
教室に戻ると、ちさは席に座り、呆然としていた。 響の気持ちに気付いただろうと思う。 ...