もうあれから15年経つのね。あなたとの思い出が詰まったアパートも公園も、銭湯も…全て変わってしま...
今回のことで、耕くんがすごく私の事を愛してくれてると分かった。私は、耕くんの言葉で生きなきゃと思...
「お前あほか!安静にしとけ言うたやろ!お前がそんなんして誰が喜ぶねん!」 耕くんは私を叱ってくれ...
医者は安静にと言ってたけど、どうせ死ぬつもりだからと私は黒い服に着替えた。そして、お寺に行こうとし...
すると、耕くんは私の声を遮るように大きな声で言った。 「俺はあやが無事でよかった…俺はあやが一番...
「…俺、今日の朝仕事にいこうとしたら、何もしてないのにいきなり靴のチェーンが切れてん…その時、お前...
私が話をしてる間、耕くんはただ黙って聞いてくれた。時々鼻をすする音が何度も聞こえたから耕くんが電...
「耕くん…ごめんね…赤ちゃんダメになっちゃった」 すると送信して直ぐに耕くんから電話がかかっ...
後悔ばかりが後に残る。 私は働いていた老人ホームを辞めた。 でも誰のせいでもない。暴れたお...
ごめんね。私の不注意であなたを産んであげられなかった。 ごめんね。耕くんの授けてくれた赤ちゃん、...