- とこしえの闇は常に自分の傍にあった。 それは何か特別に語り掛けてくる訳でもなく、害を及...
神風の守護者を打ち倒した。 しかしその者は自分の友人だったのだ。 神風の闘技場の外は、何ひ...
『ま、まだだ!まだ終わっちゃいねぇ…』 吐血しながらジャックは立ち上がる。 すでにその足...
ジャックは歓喜に打ち震えた。アインという目障りな存在を消したことで。 『アーッッハハハ…死...
『クソ…!』 漆黒を帯びた塊が音もなくアインを包んだ。 そして視界の全てが闇へと埋...
『オラオラオラオラァーーッッ!!!』 ジャックは両手の剣を振る。 一撃目は受け止められる...
互いの剣が衝突する度、火花が散り、甲高い音が闘技場に響いた。 ジャックの剣速を読み、自分へ...
『ジャック…お前が守護者の一人だったなんて。』 どこか薄笑いを浮かべる親友をアインは見据え...
”神風の搭”。四つ目の封印を解放すべく、アインとマナはレグナの背に乗り空を翔けた。 『ん…...
大地の搭から出たときには、すでに闇は消えていた。 青い空が頭上に広がり、明るい陽射しが降り注ぐ。...