遠くに響くあの音に 耳手を添えて瞼を閉じる 千里の岩に 舞い降りる鳥 そっと撫...
少ない時間で 私は幾つもの願いを唱える 迷うことなく 眠る前の暗闇の中で 来る晩も 来...
止まらなきゃいけない時もあるし、 歩かなきゃいけない時もあるし、 走らなきゃいけない時...
二人で過ごした小さな部屋を 見ないように通り過ぎ 隠れるように空を見る 細い道路から見え...
全てに理由があるように 散り行く花びらにも理由があるから 誰かのためではなく 自分のため...
『散り逝く桜の樹の下で』 一見 儚いのは 一瞬でも 一生懸命咲いたから 一日で雨に...
空虚のようだった並木がまた風を桜色に染める 身をきつく固くして閉ざしていたのに その中はまた...
花びらは風に吹かれて ひとひらひらり 呼吸に乗せて ひとひらひらり さよなら ...
私はなぜ 涙が出るのだろう この晴れた日になぜ 涙がでるのだろう ひとつの形に破...
今こそ右手に剣を 左手に盾を 恐くたって 震えたって 立ち上がろう 心に剣と盾...