暗闇のベールに 針で穴を開けたように 満たし月が 途切れることのない閃光で 私の輪郭を静...
屑を纏い身を捩じらせ 胸を掻きむしる 隙間から覗く 曖昧な展示品(おもちゃ)...
祈る声は拙くて 淡く霞がかった 白と 私の空は切なくて 壁の...
髪を持たない花に 少しだけ 恋を愛情を注ごうと そっと奥に眠る 匣(はこ)を開...
私が貴女を殺してあげる いつも美しくありたがっていた貴女を… 私が最も美しく綺麗なままの...
母はいつでも 貴方のことを 想っています。 天国でいつか 一緒に手をつなぐ時 ...
空は憂鬱そうに広がり、 海に出た頃には雨になった。 島へと渡る船は少しずつ、その速度を増した。...
そんなに重い荷物を 背負ってどこ行くの? 「海の底」 ザブンと落ちて くるくる回った ...
貴方を殺めて私も死のう 永遠に二人 結ばれるように… この世界が 輪廻の鎖に ...
子供がぬいぐるみに飽きて 要らなくなるように 必ず貴女も私が要らなくなるから 必要だなん...