「じゃ、又連絡して?」 一樹の車で家の近くまで送られる。 「うん、ありがと」 車から出ると運...
「あ、コーヒーだ」 目の前のドリンクホルダーを指して、さおりが言う。 「や〜、柄にもなく早起き...
『人と会って来るね』 朝、光太郎からおはようメールが来た後に返したのがこれだ。 何も知らな...
さおりが一樹とメールを始めて一ヵ月が過ぎた頃だった。 始めの内はたまにしか来なかったメールが、最...
その日の夜、いつも通り光太郎とメールのやり取りをしていたさおりの元に見知らぬアドレスのメールが届い...
『もしもし、さおり〜?』電話の相手は二つ上の先輩、吉川明穂だ。 「あぁ、久しぶり☆」 電話では...
星窪学園、放課後―\r 「今日はバイト入ってんの?」 グループの一員である、小峰優奈(ゆうな)が...
昼休み、光太郎はさおりの特徴を聞き出す事にした。 今のままでは例えすれ違ったとしても、気付かない...
さおりは何も答えられないでいた。 どんな人なんだろうと思う事はあった。けど不安もあったのだ。 ...
一件目から約一時間半後に二件目が入っていた。 その文面は、 『寝ちゃった?俺も明日早いしもう寝...