和真のご機嫌モードは自宅に帰ってからも途切れることはなかった。 (白木と話しちまった。白木と話し...
おやつにしてはちょっと多い、大量の菓子パンを二人で片付けて一息つく。 和真は慣れない甘い物の詰め...
憧れの白木と和真が話をした日の放課後、和真は購買の菓子パンとジュースを買えるだけ買った。 昼休み...
「オレンジジュースとは気が利くわね。」 十五分程で由良は起きた。やはり暑くて寝苦しいらしい。 ...
「…暑いわね。」 昼休み、何度目かのその台詞を和真は聞き流す。 「本っ当にあっつい。」 由良...
昼寝を邪魔され、不機嫌の極みにいる由良に、和真はぽつぽつと語り始める。 「昨年末、あの子いろんな...
ぴぴぴぴぴっ。 和真の部屋で、目覚時計が鳴り続ける。 ぴぴぴぴぴっ。 和真は熟睡しており、起...
だらだらと、脂汗もかいたような錯覚に陥る和真であったが、コーヒーを飲む事で自分を落ち着けようと試み...
教室に入ると由良はさっさと机に伏して眠りに就く。 「じゃ、先生来たらよろしく。」 真後ろの和真...
闇の中、和真は眠り続ける。 遮光カーテンによって生み出される闇は、視界ゼロ。 明るいと熟睡でき...