「くそっ!」 あのあと狐文と洋介で一通り探してみたが此葉の姿は見つからなかった。 (すまぬ。儂...
「(心で聞いてみよって言われてもなぁ…どうやるんだろ?)」 「(探サナクテモ僕達ハイツモ傍ニイル...
踏み入れた瞬間洋介と此葉は背筋をぞわりと伝うかのような違和感に襲われる。 「う…なんか嫌な感覚だ...
校門の前でバイクの近くに腰を下ろす。 今日は部活は無いと言っていたから特に何もなければそろそろ出...
「「きゃ〜!」」 「カッコイイ!」 「イケメンだ〜っ!流石此葉が憧れ…」 ガスッという衝撃で...
(あぁ…、遠野さん。 君は女神だ、君以外の女など美しい月を彩る星にすらならない…。 いや…むし...
「もー!遅刻しちゃう!」 ドタドタドタッ 「ふぅ…。朝からうるせぇ…。」 見慣れない天井を見...
「そういえばさ…、なんで俺らが尾の力ってやつを身につけなきゃいけないんだ?」 「私、元に戻れるの...
此葉のリュックから箱を取り出し狐文に渡す。 (ふむ、禁呪かかかっておるようじゃの。解呪は苦手なん...
恐らく夢の中だろう。 回りの風景は普段と変わらない…ただ、色がないだけ。 全てが白と黒のモノト...