淳の足元で､私は身体が､ｶﾞｸｶﾞｸと震え､脚には､力が暫く入らなかった｡ あの日､聞いた声...
淳と二人で､午前三時半過ぎに､ｸﾗﾌﾞを出た｡淳は､店やｲﾍﾞﾝﾄの関係者に､大事な急用が出来たと...
｢今日は･･･､ありがとな｡来てくれて｡｣ 淳は､私と目を合わさずに､足元だけに目をやりなが...
｢淳､お疲れ様だね｡｣ 茉莉子は､私に微笑み掛けた｡ ｢うん･･･｡麗華､ちゃんと帰っ...
麗華をﾀｸｼｰに乗せ､見送ると､私と茉莉子は､再び､ｸﾗﾌﾞに戻った｡時間は､三時を過ぎていた｡ ...
淳の彼女が､私達の前から去った後､私､麗華､茉莉子を取り巻く空気は､どんよりとした物になっていた｡...
｢関係無いでしょ､あなたには｡私と香里さんの話なの｡黙っててよ｡｣ 麗華は､彼女の頬を思いっ...
｢香里､大学の先輩とは､したんでしょ?｣ ｢･･･､したって?そう言う事?｣ 分かって...
｢香里は?大学の先輩と別れてから､ほんとに何も無い訳?｣ 麗華は､私に､何か隠して居るんでは...
｢来てるの?その例の彼女｡｣ 茉莉子は､目を丸くして麗華に聞いた｡ ｢今､淳が言ってた...
