もう一度会えたから きっとあたしは素直になれるのよ 言えずじまいだった あのときの「ゴメ...
ざわめく街にあふれた 傘の隙間から こぼれた声が 切なくこの胸を 突き刺した 振り向...
突然に 自分が嫌いになって 右腕に そっと刃を立てた あとになる傷でも 根本的な人格を変...
ぼくのとなりで うつむいて歩く きみの細い影 かなしくゆれてる あわい西日が 背中か...
会うたび この背中のアンテナ いっぱいのばして あなたのデータ 飽和するまで メモリー...
たとえばあなたが わずかな合間に 笑顔を ふっと 止めたなら もうそれだけで簡単に ...
心の奥で見つけた 言葉たち ひとつひとつ あなたの耳に 到達するまでに 形を変えてしまう ...
フォト付きの年賀状は もういらないよ あなたの笑顔が となりのカレに 横取りされた気に ...
夏の終わりのかくれんぼ きみを見失った 夕焼けはカシスソーダ ふいた木枯らし 冷える指 ...
気がついたらふたりは、 まったく同じ材料で、 まったく別のものを つくっていた。 はじ...