Part six # 藤堂郁 # 「いっくん――?」 わたしはその男の子の名前を...
こういう時の行動力は、人一倍。 わたしは、次の日学校の靴箱前で、颯天くんが登校してくるのを待っ...
「……あれ?」 がらり。 教室の扉を開け、中へ入ると、わたしはみんなの様子がいつもと...
「――――っ?!」 ばっ、とわたしは身を起こした。 「今のは……夢?」 ...
Part five # 転入生 # 今では中々見られない、のどかな草原。 風が吹...
「……“いっくん”じゃなくて??」 ――いっくん?? 「誰、それ……」 ...
Part four # 双子 # 「おにいちゃーんっ!」 わたしは、家に帰るなり...
Part three # 再会 # 「ねえ初音、何でそんなに嬉しそうなの?」 わたし...
「……っ!」 それから少しして、光は消えた。おそるおそる目を開けると、そこは何もない空間だ...
Part two # 運命 # 「――池内颯天です、宜しく!!」 一年二組の...