鍵の送り主は結局分からなかった… 僕は箱を開ける勇気がなかった。 何となく察しがついて...
あれから数週間たった… 僕らは一緒に住むようになり、同棲をしている。 小山内に渡された小箱の裏...
俺がもっと、器用な人間だったなら… もっと器用に生きたい。 もっと器用に嘘をついて。 もっと...
8月の暑い日。 愛しの母を失った。 僕は母と同時に「声」を失った。 あまりの...
アパートの小山内の部屋をノックした。 「小山内さん?いるんだろ?いるんだろ!」 ガチャガチャ…...
次の日、僕は浮かない顔で小山内さんのいる病院へ向かっていた。 あのナイフ…一体何に使えばいいのだ...
隣人の小山内と、親密な関係になり毎日部屋を行き来するようになったある日。朝から体調の優れない彼女、...
遺品の整理が終わり、荷物をまとめ病院を後にした。 家につくと、さっきバタバタとひっくり返した部屋...
病院につき、すぐに母の元へ駆け寄り、手を握った。 ドラマでよく見るシーンの様だった。 「母...
やっと家につき、「あの箱」を探した。 部屋中ひっくり返し、やっと箱をみつけたが、箱には鍵がかかっ...