緑青の夕焼けに 白い影を 落とした子供が 舞う黒い雪の中 遊んでいる 冷たい南風...
灯りがつきし 昼下り 太陽は未だ 高けれど 厚き雲にて 覆われて 眩しさ失せて 暗き空 ...
私が庇うから 私がいたわるから 放っとけないんだ 世話を焼かさせて たまに弱みが ...
僕を庇わないで 僕に優しくしないで 頼りたくない 頼られたいんだ だからさ たま...
群れて 群れて また群れて 電線にとまる 黒い影 淀んだ鉛の空の中 集まって 集まっ...
灰色鉄塔 日の下に立つ その足元には 乾いた砂 灰色鉄塔 ぐらぐら揺れて その頭上...
死んだ恋は人知れず ひっそり あっさり 消えていく その感覚は 無性に哀しくて ...
人の命など 簡単に消えて この手から落ちると 解っていたなら もっと優しくできたの...
明けない夜はない 昇らない陽はない 夜を見て 朝を知れ 空が白む瞬間を見逃すな 君...
聖夜まで 待ち焦がれた時間 永けれど 聖夜は一瞬 立ち止まるのみ ...