知っていくうちに、心が砕かれていく。 もう、涙も出なかった。 『言ってくれて…ありがとう。』 ...
3月も終わりに近付き、終業式の日。 あれからずっと、明日香はこないし、学校でも話さなくなってしまっ...
しのたくも、あまり気にしていない、明日香のせいじゃないとは言ったものの、実はD判定に物凄くショックを...
「じゃあ、次に期待するけど、本当に大丈夫?せめてランクは『B』くらいまで戻さないと、この時期やばいか...
しのたくの笑顔に、明日香は、 「そうです…いや、そうだよね…これでいい?」 萌え系の言葉にしのた...
「あの…。」 「何?」 明日香の顔が赤くなっていく。見るに見兼ねたしのたくは、 「それは、男の...
しのたくの言葉は、明日香の心に染み渡っていった。「教えて。」 「お母さんが…死んじゃったんです。」...
次の日も、しのたくは図書館にいた。前にいるのは、やっぱり木村さん。 そんな日々に、しのたくも少しき...
勉強を教えてしばらく経つと、 「あの、もう遅いので私、帰りますね。」 午後7時をまわり、明日香は...
『いやぁ〜。超楽しい!』 「うん。それなら良かった。」 食事の時間は、会話がメイン。何を話そうか...