少しでも一緒にいたかった 『じゃあ俺あっちだから此処で』 立ち止まった貴方の顔を見上げた こ...
初めての二人の帰り道 とめどない切なさが込み上げる もしもこれが最初で最後の出来事だとしたら ...
飲み会で貴方の目の前に座った 遅れて来た私の席を取っていてくれた 貴方が目の前を選んでくれた事...
小さな両手で僕の右手を優しく包む 柔らかくて少し冷たい 僕を見上げて 私が守るからと微笑む ...
君を選べなかった 悩みに悩んで出した答え 『もう会うのは辞めよう』 息を呑んで君からの返事を...
唖然とした あなたが発した言葉に 少し前から気付いていた 態度が少しずつ変わっていった事も ...
帰る前に必ずシャワーを浴びる その音を聴きながら私は一人静かに泣く 私の匂いを全部洗い流す為の...
誘うチャンスなんて何度もあるのに その一歩が踏み出せずに一日一日が過ぎて行く 何度も口にしよう...
肩が震えるのは 降り出した雪のせいじゃない あなたの『ごめんね』を何度も聞いた そんな言...
何か言いた気な横顔が 窓越しに消えて行く 君となら何処へでもすぐに行けるなんて 少しの幸...