俺が涼平たちのところに戻るために会場の扉を開けようとしたとき、俺の肩を叩く者がいた。誰だろうと思...
俺は携帯を危うく落としそうになった。 その様子を見て涼平は、 「何、慌ててんねん。そんな...
「どうしたんや?」 涼平はよくわからんという顔をして、俺に聞いた。 「トイレとちゃうか。...
香緒里さんと真愛は、何か話していたみたいだったが、俺達を見ると話を止めた。 そして涼平が持...
「まぁ、八年もたつとどんな娘でも変わるんちゃうか」 俺は無難に答えておいた。 「そんなも...
「さてお姫様方、何かお口に合うものを見繕って参りますので、しばしこちらでお待ち願えますでしょうか...
「じゃあ、まだ皆のところ回らないといけないから、また後でね」 そう言うと主役の二人は、次の招...
「あ〜あ。今日の主役は私達なのにまた香緒里は飲み過ぎた振りをして」 という声が聞こえてきた。...
その時不意に声が空から降ってきた気がした。 「なぁんだぁ〜。二人してこんなところに座ってたん...
真愛は顔をあげることは無かったが、時々クスッと笑っているように見えたり、相槌を打ってくれているよ...